2024.09.25

抗がん剤治療でのウィッグ利用のタイミング

抗がん剤治療が始まる前に、どうか慌ててウィッグを購入しないください。
今までお越しいただいたお客様もウィッグが必要になるタイミングと、ウィッグの良し悪しを知らずに購入し、後悔している方が大勢いらっしゃいます。
当店は岡山県で医療用ウィッグを独自製造している国内ウィッグメーカーですが、ご案内する皆様にすぐのご購入はおすすめしておりません。

まずはがん治療〜終了までのタイムラインと、ウィッグの必要なタイミングを知りましょう。

抗がん剤治療〜終了までのタイムライン

初回の抗がん剤投与から2~3週間で髪の毛が抜け始めます。
脱毛の程度には個人差がありますが、治療が終了すれば3~6ヶ月で自毛が生え始め、8ヶ月~1年ほどでほぼ回復します。

抗がん剤治療で脱毛するのはなぜ?

毛の根元には、毛の成長をコントロールしている「毛乳頭」があり、その周りを「毛母細胞(毛を作る元になる細胞)」が取り囲んでいます。毛母細胞は身体の細胞の中でも活発に細胞分裂が行われているところです。抗がん剤は細胞の分裂が活発な部分に強く影響を及ぼすため、毛母細胞が破壊され、毛の成長が止まって脱毛が起こります。

 

治療終了後は必ず髪が生えてきます

抗がん剤は毛乳頭に対しては直接影響を及ぼしません。抗がん剤治療が終われたば、毛乳頭からの司令によってふたたぶ毛母細胞が分裂して、一般的には治療終了後3~6ヶ月で新しい髪が生えてきます。生え方がまばらで生えそろわない時期はパーツアイテムを活用しましょう。 頭皮のたるみから毛穴が広がり、くせ毛が生えてくることもあります。徐々にクセは直ってきますが、生え始めはくせ毛を生かしたベリーショートヘアを楽しむのもいいですね。

 

お気軽にご相談ください

がん治療を行う病院に認定サロンを構えるhairsだからこそ、ウィッグやヘアスタイルでアドバイスできることがあります。
何からしたらいいのかわからない、そんな方もまずはご相談ください。

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